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末梢動脈疾患

末梢動脈疾患

末梢動脈疾患とは、末梢の動脈が高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が原因で、動脈内にコレステロールが溜まり、いわゆる動脈硬化症という状態となり、血管が狭くなり、血液の流れが徐々に悪くなる病気です。
末梢とは、心臓、脳以外の血管をいい、この病気は全身の中で、特に手足の血管によく起こり、十分に血液が流れないことで、様々な症状を引き起こします。
動脈硬化症になり血液の流れが悪くなることによって、臓器や筋肉などへ十分酸素や栄養が供給されなくなり痺れのような軽度なものから壊死などの重度な症状を引き起こします。
これらの症状を改善するために、主に運動療法、薬物療法、血管内治療、外科的治療などがあります。
当社では、傷を最小限に抑える血管内治療の医療デバイスを取り扱っています。

下肢閉塞性動脈硬化症

下肢閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化が進行し、血管が狭くなることによって、循環不全(虚血)を来す血管の病気です。症状としては、代表的なもので、歩行時の疼痛などがあり、冷感、痺れなどの軽度なものから、潰瘍、壊死などの重度なものまであり、時に下肢切断に至る場合があります。
症状が軽度な場合、運動療法や薬物療法などの保存的な治療で改善されますが、症状が重度の場合、血行再建や下肢の切断を余儀なくされる可能性があります。
(高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙などがこの病気の危険因子となります。)

下肢閉塞性動脈硬化症に対する血管内治療

下肢閉塞性動脈硬化症に対しては、まずは運動療法や薬物治療が行われます。それでも症状が改善されない場合は、バルーン(風船のようなもの)やステント(網状の金属の筒)を用いたカテーテル治療を行ったり、バイパス術などの外科的治療が行われます。
以前は外科的治療が行われていましたが、近年では血管内治療が積極的に行われるようになっています。
血管内治療の歴史は意外に古く、1965年にアメリカの医師が初めてカテーテル治療を報告されており、現在では一般的な治療法として広く行われています。
狭く(狭窄)、詰っている(閉塞)部分を病変と呼びます。
バルーンやステントなどの医療デバイスを用いて病変部分を拡げる(拡張)ことにより、再び血液を元の状態にし症状を改善させます。

下肢閉塞性動脈硬化症に対する取り組み

末梢動脈疾患の分野の製品は、以前はバルーンやステントなどの製品で限られた治療しか行われていませんでした。現在はそれらに加え、動脈硬化によって非常に硬くなっている病変部分を通過させるための専用の医療デバイスや、バルーンやステントに薬剤が塗布されている医療デバイスが使用出来るようになりました。今後は硬い病変部を削る医療デバイスの導入も予定されており、まだまだ発展していく分野です。

当社は下肢閉塞性動脈硬化症に対する、血管内治療の医療デバイスを取り扱っています。
現在国内製造の医療デバイスのみ販売していますが、今後は海外製造の医療デバイスの導入も計画しており、患者様に有用と考えられる様々な医療デバイスを取り扱うことで、この分野に貢献していきたいと考えています。

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